毛抜きや除毛ワックスを使ってムダ毛を処理すると、毛が根本のほうから抜けるのでキレイに仕上がるように感じます。
これはヒゲの手入れにおいても同様です。
ヒゲを毛抜きで処理すると、キレイに仕上がるだけでなく、「カミソリ負けしない」「青髭姿にならない」といったメリットもあります。
さらにいうと、ヒゲ剃りと比較して次にヒゲが生えてくるまで少し時間がかかるので、継続していれば日々の手入れもラクになります。
こうして考えてみると、なんだかヒゲは剃るより抜いたほうがいいように感じませんか?
以前の私はそうでした。
日々毛抜きでヒゲを抜き、カミソリ負けや青髭とは無縁の生活に満足していたんです。
しかしそんな生活も、肌トラブルをキッカケにやめました。
この記事では、なぜ私はヒゲを抜くことをやめたのか、そしてヒゲを抜くことで起こる肌トラブルについて詳しくご説明いたします。
目次
ヒゲを抜く生活を続けているうちに起こったこと
ゴリラクリニックでヒゲ脱毛をはじめる以前の私には、毛抜きでヒゲを抜いていた時期がありました。
毛抜きで1本1本抜くので休日に少し時間をかけて手入れをし、平日はちょこちょこと生えてきたヒゲを抜くような日々です。
1番はじめは多少痛みもあったと思いますが、いつしかその痛みはなくなり、鼻下やアゴなどヒゲの濃い部分も平気で抜いていました。
カミソリ負けや青髭とは無縁だった
どうして私がヒゲを剃らずに抜いていたのかというと、そのほうが肌荒れも少なくキレイに仕上げることができると感じていたからです。
私は元々肌が弱いほうなので、毎日のようにカミソリを肌に当てているとカミソリ負けしてしまうことがありますが、毛抜きを使えばそんなことはありません。
また年々ヒゲが濃くなると、青髭っぽく見える肌が嫌でした。
ヒゲ剃りはあくまで皮膚表面上のヒゲを剃るので、毛根など残ったヒゲが皮膚を通して青く見えてしまいます。これが青髭の原因です。
特に肌が白いと、ある程度の量のヒゲがあると簡単に青髭姿になってしまいます。
このように私の場合、「カミソリ負け」と「青髭」から解放されるため、毛抜きでヒゲを抜いていたんです。
実際に当時はそれらと無縁の生活に満足していました。
剃るよりも抜くほうが同じヒゲが次に生えてくるまでの間隔も長いので、日々の手入れもラクになるメリットも大きかったです。
色素沈着と埋没毛に気がつく
では、そんな毛抜き生活をどうしてやめたのか?
それはヒゲを抜き続けるうちに、色素沈着と埋没毛に気がついたからです。
いつものようにヒゲを抜いていると、毛穴が黒ずんでいたり(色素沈着)、毛穴の入り口を皮膚が覆ってしまい毛が埋もれて出てこれない状態(埋没毛)になっていることがありました。
はじめはいずれも軽い状態でしたので、色素沈着は時間をおけば目立たなくなったり、埋没毛だって毛抜きでちょっと引っ張れば対処できたので気にしていませんでした。
しかしこれら症状が繰り返し発生すると、次第に「このまま続けていてはマズいのではないか?」と不安が募っていったのです。
この時、はじめて毛抜きによって起こる肌トラブルについて調べました。
そしてヒゲを抜くことによる様々なリスクがあることを知りました。毛抜きでヒゲを抜いてキレイに仕上がるのは、あくまでその瞬間だけだったのです。
それ以降私は、毛抜きをやめてヒゲ剃りを使うようになりました。
ヒゲを抜くと起こりうる3つの肌トラブル
色素沈着(肌が黒ずんだり、赤紫になる)
色素沈着(しきそちんちゃく)とは、ヒゲを抜いたところが黒ずんだり、赤紫がかったしまうものです。
ヒゲを毛抜きで強引に抜くと肌に強い刺激がかかります。 刺激を感じた肌は、防衛機能として多くのメラニン色素を生成します。
毎日のようにヒゲを抜けば大量のメラニン色素が生成されますから、排出しきれないメラニン色素が沈着してしまうことがあるというわけです。
本来、規則正しい生活をおくっていれば肌のターンオーバーで改善されるはずですが、日々ヒゲを抜いていれば繰り返し起こってしまいます。
埋没毛(毛が埋もれて出てこない)
埋没毛(まいぼつもう)とは、ヒゲが皮膚に埋もれてしまい出てこない状態です。
ヒゲを毛抜きで強引に抜くと肌は傷つきます。それが修復される際に毛穴が皮膚で覆われしまい、皮膚から出てこれずに伸びてしまうと埋没毛になります。
放置しておけば自然に分解されるそうなんですが、皮膚内で伸びて丸くなっているのが見えたりするので、私はほじくり出してしまいました。
かえって肌にダメージを与えてしまうので、埋没毛になってしまったらご自身で対処するのは控えたほうがいいそうです。
毛嚢炎(肌荒れ、炎症)
毛嚢炎(もうのうえん)とは、毛穴が炎症・化膿してしまうニキビのようなものです。
ヒゲを抜いて毛穴が傷つくと、その部分に細菌が侵入してしまいます。その結果、毛穴が炎症を起こしたり、化膿して白っぽい膿が溜まります。
軽い症状であれば再び刺激を与えずに清潔にしていれば治るとはいえ、ヒゲの手入れは日々行いますので触れたり刺激を与えざるを得ません。
そのため治るどころか、症状がどんどん悪化してしまうなんてこともあります。
ヒゲを剃るようになったら濃くなる?!
肌トラブルを避けるべくヒゲを剃るようになると、今度は日に日にヒゲが濃くなっていくように感じ始めます。
これは、今まで抜いていたためバラバラに生えてきていたヒゲが、剃るようになって常時生え揃い、本来の姿へ戻ったと考えましょう。
しかしそれまでヒゲを抜いてキレイに仕上がっていたことを体感した私には、ヒゲが生え揃った姿はもう耐えられませんでした。
ヒゲの悩みから開放されたければ脱毛するしかない
一度ヒゲで悩み始めると、剃っても抜いてもその悩みからは開放されません。
- ヒゲを剃った場合
- ・ヒゲ剃りが毎朝大変
- ・カミソリ負けする
- ・青髭が気になる
- ヒゲを抜いた場合
- ・1本1本抜くので手入れに時間がかかる
- ・色素沈着や埋没毛などの肌トラブルが起こる
元々ヒゲが薄い人でもなければ剃っても抜いてもデメリットがあります。そしてヒゲを生やすという選択をしない限り、これは一生付き合っていかなくてはならない問題です。
私はそれに耐えられませんでした。
そしてヒゲの悩みから開放されようと考えた結果、脱毛しかないという結論へたどり着きました。
まとめ
ヒゲを抜くことによって起こりうる主な肌トラブルを改めてまとめると以下の通りです。
- 色素沈着(肌が黒ずんだり、赤紫になる)
- 埋没毛(毛が埋もれて出てこない)
- 毛嚢炎(肌荒れ、炎症)
これらはヒゲを剃っていても起こりうる症状ですが、抜くほうが肌への刺激は強いので可能性は高まります。
あなたがもし毛抜きでヒゲを抜いているならば、これら肌トラブルに悩まされる前にやめることをおすすめします。
そして本当にヒゲの悩みから開放されたいなら、医療レーザーによるヒゲ脱毛を検討しましょう!
私は医療脱毛でヒゲの悩みと肌トラブルから解消され、今では毎日快適に過ごしています。
なお、毛抜きでヒゲを抜いている方が医療レーザー脱毛をはじめる場合、毛が生えてくるまで期間をあけないと脱毛効果が低くなります。
もし毛抜きでヒゲを引き抜いてしまった場合、毛根まで熱を伝える導火線がなくなってしまうため、レーザー照射の意味が無くなってしまいます。 そのため、毛抜き後は少なくとも1か月程度期間をあけてください。
そのためヒゲ脱毛をはじめるにしても、まずはヒゲを抜くのはやめましょう!